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2026年

村田製作所(Murata Coworker)

村田製作所が、内製の全社生成 AI プロダクト「Murata Coworker」を累計約3万人に展開し、1人あたり月約3時間の工数削減を確認した。さらに Amazon Bedrock AgentCore へ移行し、AI エージェントの活用基盤へ進化させている。

企業規模大企業(1,000名〜)
地域日本
導入段階全社展開
使用ツールAmazon Bedrock AgentCore、MCP(Model Context Protocol)、gpt-researcher

背景・課題

生成 AI を個の能力拡張ツールにとどめず、知識の共同化・表出化・連結化・内面化という知識創造プロセスそのものを支える仕組みとして位置づけ、属人化・個別最適化・適応硬直化といった課題の緩和を狙った。

取り組み内容

生成 AI CoE がユーザー部門と共創しながら「Murata Coworker」を内製開発し、資料作成・翻訳・調査・社内データを使った RAG やエージェントを統合的に提供している。1st リリースでは OSS の gpt-researcher をベースに Deep Research Agent を構築したが、ツールや参照先データが増えるほど OSS の内部実装に踏み込む必要が生じ、運用が複雑化した。2nd リリースで Amazon Bedrock AgentCore のフルマネージド構成へ移行し、Web サイト検索・市場調査レポート検索・社内技術文書システム・特許システム・ITSM 検索の5種類を MCP サーバーとして独立したコンテナで実装した。

成果・効果

累計約3万人が利用し、1人あたり月約3時間の工数削減を確認。社内外の検索ツールは5種類を MCP サーバーとして実装している。

累計約3万人が利用し、1人あたり月約3時間の工数削減に加え、コミュニケーション品質の向上と知識共有の促進が確認されている。AgentCore への移行により、ツールの追加・切り替えを設定ベースで安全に行えるようになり、安定性・ツール利用の統制・可観測性が向上した。

教訓・ポイント

OSS ベースの内製は立ち上がりは速いが、ツールが増えると内部実装に踏み込む負債になる。MCP のように標準化された仕組みへ寄せると、統制と拡張を両立できる。

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