AI活用事例データベース
英国の新聞社 Reach plc が、編集ワークフロー全体を支える AI ツール「Guten」を AWS 上に構築した。速報ニュースの公開時間を9分から90秒に短縮した。
ジャーナリストは異なるツール間で頻繁にコンテキストを切り替えており、速報ニュースと記事のパフォーマンスに影響していた。SEO のバックリンクやシステム間でのコンテンツのコピーなど、反復的で複雑性の低い作業も多い。さらに、現在のトレンドや話題の信頼性、情報源となるコンテンツの入手可能性といった複雑な判断を、統計的な分析ではなく直感に頼っていた。
編集ワークフローのすべての部分(ニュースワイヤーの取り込み、ワイヤー記事の提案、記事アイデアの推奨、コンテンツ生成)を最適化する「Guten」を構築し、CMS や他の業務ツールとも統合した。プロンプトエンジニアリングや基盤モデルの選択、評価をジャーナリストが意識しなくて済むよう複雑さを抽象化している。人間が評価した記事は AWS Step Functions で処理をオーケストレーションし、Cohere Embed v3 でベクトル埋め込みを生成する。
The Mirror と OK Magazine の数名のジャーナリストによるパイロット運用から始まり、その後の1年で改良を重ねて Reach の他の出版物全体へ展開された。速報ニュースの公開時間は9分から90秒に短縮された。
AI の複雑さを抽象化して現場から隠すと、追加の技術スキルなしに全社へ広げられる。少数のパイロットから1年かけて全出版物へ広げる進め方が機能した。
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