AI活用事例データベース
井村屋グループが Amazon SageMaker Canvas でチルド製品の AI 需要予測を構築した。毎日約2時間かけて手作業で作っていた見込シートをボタン一つで5秒で自動生成できるようにし、業務工数を90%削減した。
業務担当者が毎日約2時間をかけて、複数の Excel シートや kintone アプリ、基幹システムからデータを手作業で抽出・整形し、前週トレンドや経験則をもとに翌日の出荷数を決めていた。
AI・データ活用に強みを持つ Hashup をコンサルティングパートナーに迎え、3社体制で PoC を実施した。まず散在していたデータの参照・抽出・整形を AWS 上のデータレイクとして自動化し、気象情報も自動取得できるようにした。そのうえで Amazon SageMaker Canvas の AutoML で時系列予測モデルを構築し、過去2年半の出荷実績に気温(代表6地点の平均最高・最低気温)、販促情報、前週トレンドなどを説明変数として投入した。出力は既存の見込シートとできるだけ同じ見た目になるよう配慮した。
見込シートの作成が毎日約2時間からボタン一つ5秒になり、データ抽出・前処理・予測・結果出力の手作業がほぼゼロになって業務工数を90%削減した。予測精度では、ゴールド肉まんで担当者の15.4%に対し AI が9.8%(WAPE)と上回り、あんまんでは6.0%対6.2%とほぼ同等だった。
出力の見た目を既存の帳票に合わせると、現場の移行がスムーズになる。熟練担当者の予測と WAPE で比較すると、AI に任せてよい商品と任せない商品を切り分けられる。
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