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2021年

東京建物(AI空調制御)

東京建物がTOKAIコミュニケーションズ・内田洋行と、東京建物八重洲ビル7階のオフィスフロアでAIによる空調制御の実証実験を行った。温度ムラの解消と、秋期における約5割の消費エネルギー削減を確認した。

企業規模大企業(1,000名〜)
地域日本
導入段階部門導入
使用ツール無線センサー65個、AI空調制御システム

背景・課題

個別空調を採用するオフィスビルでは、ゾーンごとの空調機を人が好みの温度に設定する。しかし在宅勤務やフリーアドレスの導入で働き方が多様化し、ゾーンごとの滞在人数やパソコンの稼働熱量が日々変わるため、個人による温度設定では変化に即応しにくくなっていた。隣接する空調機が異なる設定温度を維持しようと干渉すると不要な負荷が発生し、空調費用の増加につながる課題もあった。

取り組み内容

対象フロアに65個の無線センサーを設置し、そのデータをもとにAIが同フロアの39台の空調機を制御した。フロア全体が26度を中心に前後2度の範囲を維持するよう設計している。

成果・効果

フロアに65個の無線センサーを設置し、AIが39台の空調機を制御。温度ムラの解消と、秋期における約5割の消費エネルギー削減を達成。AIは6分間に1回の頻度で温度変更を行う。

夏期と秋期に温度ムラが解消され、秋期(10月5日から11月27日まで実証)には約5割の消費エネルギー削減に至った。人が室温を操作した場合は、暑く感じた人が20℃に設定したケースなどで長時間26±2℃から外れるエリアが発生していた。AIが高頻度(6分間に1回)で温度変更を行うことで、従来の制御では対応しきれなかった環境変化にも追従できたと判断している。

教訓・ポイント

人の操作を前提とした空調制御では追従できない環境変化も、AIが高頻度で調整すると吸収できる。空調機どうしの干渉による無駄な負荷は、フロア全体を一体で制御すると解消できる。

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