AI活用事例データベース
中国電力はエクサウィザーズと共同でAIを活用した水力発電所の発電計画最適化システムを開発。ダム越流量を年間約600万m³削減し、CO2を年間1,400トン削減する成果を上げた。
水力発電所の発電計画は、ダムへの流入水量予測や電力需要を踏まえた複雑な判断が必要で、ベテラン技術者の暗黙知に依存していた。技術者の退職に伴うノウハウ継承が課題であった。
2019年頃から検討を開始し、エクサウィザーズと共同開発。ダム技術者の暗黙知を形式知にし、機械学習で水流入量を予測、数理最適化で30分単位の発電計画を策定するAIモデルを構築。山口県の佐々並川ダムで試運用を実施。
試運用期間(2022年度)で年間約600万m³のダム越流量を削減、CO2を年間1,400トン削減(約770世帯分に相当)。新人でもベテランレベルの発電計画が策定可能になり、技術継承にも貢献。
暗黙知の形式知化がAIモデル構築の第一歩。現場のダム技術者とAIエンジニアが密に連携し、複雑な条件をモデル化することで、実用的な精度を達成できた。
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